今週は硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症例・糖尿病性硝子体出血症例)〜水晶体再建術(多焦点を含む)を施行し、皆さん経過良好です!
今週は科学技術週間。全国各地の研究施設と同様につくば市内でも多くの研究ラボが一般公開されました。今年は物質材料研究機構(NIMS)に初訪問。
NIMSは市内3ヵ所に分かれており、想像以上にとても大きな研究施設。研究業績も卓越しているようで、昨年10月には理化研および産総研とともに特定国立研究開発法人に指定されています。ハード面からも研究資金が潤沢な印象を受けました。
印象深かったのは、NIMSが開発した世界一の耐熱超合金。なんと1,120℃に耐えられる!
そもそも超合金とは? メイプルでもマジンガーZでもなく…超高温にも耐えることのできる強度をもった金属のことだそうです。
飛行機のジェットエンジンに使用することで燃費が大幅にアップし、飛行機1機あたり年間1億円もの燃料代を削減可能に。さらに、火力発電のガスタービンの耐熱温度を上げることで発電効率が上がり、CO2排出を大幅に抑制可能とのこと。
将来的にはさらに高い耐熱温度も可能になるようです。
その名の通り、NIMSは主にナノレベルの無機化合物を対象とした研究施設。複数のラボを見学しましたが、有機物が専門の私にはいずれも難解でした….餅は餅屋ですね(^^;)。