先週は,ICL近視矯正手術〜レーシック×4〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜翼状片切除術〜出張手術(笠間眼科)。
今週は,硝子体茎離断術×2(増殖糖尿病網膜症・黄斑前膜)〜水晶体再建術(連続焦点を含む)〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。
2019年には4回訪れましたが,今回はちょうど2年半ぶりの京都。
暑さにもかかわらず,市内は観光客で溢れていました!
学会はオンデマンドでもzoomでもなく,やはりon siteに限りますね。
参加登録者数はコロナ前とほぼ同様で,ランチョンセミナーもコロナ前とほぼ同様。食事以外はマスクを着用し,完全なwithコロナ学会。
AI関連などを含め,色々と大変勉強になりました。
一般的な内容として是非ご紹介したいのは,下記の2点。
・抗菌薬処方量が,2020〜2021年は前年比20%減。AMRアクションプランが奏功したというよりは,コロナにてインフルエンザが激減し,無意味な抗菌薬の同時処方が減ったのが主な理由のようです。皮肉にもコロナのおかげというわけですが,ということはまた処方が増える可能性があるかも…?
・日本の屈折矯正の30%弱がICLで,この比率は世界でも圧倒的にトップ。一方,北米ではICLは全屈折矯正手術のなんと1%! つまり北米ではICLはマイナーで,メインはやはりレーシック。米国でもレーシックが一時減った時期がありましたが,原因は日本のような1施設での集団感染およびネガティブキャンペーンなどではなく,単純に経済的理由(リーマンショック)。
ICLはDrのライセンス制ですが,レーシックは違います。私的意見として,今からレーシックを始めようとする日本のDrはほとんどいないとは思いますが,日本だけまた同じ過ちを繰り返さないためには,レーシックにもライセンス制(しっかり学び,一定の症例数を経験したDrのみがエキシマレーザー機器を使用できる制度)を導入すべきだと思います。