先々週は,硝子体茎離断術(PDR-VH)〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点トーリックを含む)〜眼瞼下垂手術〜睫毛内反手術(埋没法)〜出張手術。
先週は,iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点トーリックを含む)〜眼瞼下垂手術×4〜出張手術。
今週は,水晶体再建術(両眼同日・連続焦点を含む)〜出張手術。
皆さん経過良好です。
6年前,そして昨年の当ブログでも触れたAcuFocus社のIC-8 Apthera IOLですが,先日このAcuFocus社がBausch+Lomb(ボシュロム)社に買収されたとのこと。
ボシュロム社といえば,日本では主にコンタクトレンズメーカーとしてのイメージが強いかもしれませんが,国際的には大手の眼科手術機器メーカーとして知られており,実際に国際学会での器械展示コーナーでは主要ブースを陣取っています。
海外で有名なボシュロム社製IOLとしては,Crystalens(歴史のある調節可能IOLで,極小切開には対応しないものの,コントラスト感度が低下しないのが最大の利点),Trulign(Crystalensにトーリック機能が付加),Akeros(1.8mm径の創口から挿入可能な親水性IOL)などがあります。
いずれも本邦では未承認(そもそも申請もされていないのでしょう)ですが,CE markは勿論のこと,FDAにも承認されています。
これらのマニアックなIOLのlineupに,さらにIC-8 Apthera IOLも加わることになるわけです。
ボシュロム社には独特の嗜好があるようで,今後の動向にも期待大ですね!