MIGS devices

先々週:硝子体茎離断術(PDR)〜水晶体再建術(トーリックを含む)。
先週:硝子体茎離断術(RRD)〜水晶体再建術(EDOF・matureを含む)〜出張白内障手術(鉾田病院)。
今週:ICL挿入術レーシック硝子体茎離断術(ERM・PDR)〜水晶体再建術(EDOFを含む)〜眼瞼挙筋短縮術(眼瞼下垂)〜出張白内障手術(笠間眼科)。
皆さん経過良好です!

週末は製薬会社主催講演会に出席するため都内へ。

MIGS(micro-invasive glaucoma surgery)に用いられるshunt deviceは続々と世に出ています。
iStent(Glaukos)・CyPass Micro-Stent(Alcon)・Xen Gel Stent(Allergan)のみならず、本年6月にiStent inject(Glaukos)、先月にはHydrus Microstent(Ivantis)もFDAに認可されました。
さらにiDose(Glaukos)やiStent Supra(同)もFDA承認待ちの状態です。


そして今週、過当競争となりつつある状況の最中、Alcon社がCyPass Micro-Stentの世界市場から撤退する意向である、と発表されました。理由は、5年間の中期臨床成績において白内障単独手術と比較し有意に角膜内皮減少率が高いことが判明したためです。脈絡膜上腔に触れることに消極的な眼科医は少なくないと思われ、撤退は必然だったのかもしれません。
MIGSは眼圧下降に限界があるものの、簡便性と安全性が売りです。その原点に回帰すれば、生き残るデバイスは…自明かもしれませんね。

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