投稿者「satoublogadmin」のアーカイブ

Preperimetric glaucoma(PPG・前視野緑内障)

今週は, 硝子体茎離断術(近視性網膜分離(MHRD合併)・BRVO-VH・AMD-VH)〜水晶体再建術(EDOFを含む)〜出張手術(笠間眼科)
皆さん経過良好です!

昨夜は某緑内障点眼薬の発売3周年記念講演会に出席。
前視野緑内障preperimetric glaucoma・PPG)〜早期緑内障の黄斑部OCT
⇒Temporal raphe signの有用性を改めて再確認
・PPGの50%は15年で早期緑内障へ発展
⇒つまり50%は緑内障にならないという事実…..経過観察が非常に重要!
・緑内障術後のischemic blebにおける細菌性眼内炎の数例報告
⇒私は積極的に濾過手術や流出路再建術を行っていますが,少しischemicくらいでないといずれ眼圧が再上昇してくることがあるため,あえてischemic blebとする症例も少なくありません。多少のoozingはあったとしても緑内障術後眼内炎など起きた経験はなく,頻発するものではないはずなのですが…..なぜそんなに量産…?


やっぱり朝食はブッフェよりも和食…笑。

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開院6周年

先週は, レーシック硝子体茎離断術(黄斑円孔・DR-VH)〜水晶体再建術(EDOF・2焦点を含む)〜出張手術(鉾田病院)
皆さん経過良好です。

週末は早朝からゴルフ。気が置けない旧友と語らい,気分もリフレッシュ。
 
そして今日は「TABLE」にてランチ ♪

本日,早いもので開院6周年を迎えました!
診察券番号41482のユニークIDを本日発行し,開院後6年間で4万1千人強の新規患者様にご来院頂いたことになります。受診されたすべての患者様、そしてスタッフに日々感謝です。

今後も引き続き,個別化屈折矯正手技ISEE治療レーシックICLオルソケラトロジー)〜三焦点EDOFプレミアム白内障手術硝子体手術(MIVS)〜緑内障手術(MIGS)〜眼瞼下垂手術斜視手術抗VEGF療法など,最先端かつ最良のテーラーメイド医療を提供し続けます!

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まつもと

今週は,出張手術(二の宮眼科)〜 ICL近視矯正手術水晶体再建術(2焦点・3焦点を含む)の予定。
本日は火曜日。
出張オペの前に「まつもと」にて平日ランチ。
今年はとても貴重なサンマ定食。夜のフグは定番ですが,平日のランチもとても美味しいですね〜♪

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多焦点眼内レンズの多施設前向き研究

先週: レーシック水晶体再建術(EDOFを含む)〜出張手術(笠間眼科)
今週: レーシック水晶体再建術(三焦点を含む)〜出張手術(笠間眼科)
皆さん経過良好です!

本邦における多焦点眼内レンズの多施設前向き研究の結果です!
Am J Ophthalmol 208:134–144, 2019
2-1

解析対象:871症例,1,384眼(当院の症例を含む)
術後満足度:96.1%が満足
IOL type別:EDOFと二焦点とで満足度に差はなし
詳細はこちら(PubMed もしくは American Journal of Ophthalmology)をご参照下さい。

この連休は医師会の研修会にて横浜へ。
従業員の労働衛生5管理総論(作業管理・作業環境管理・健康管理・総括管理・労働衛生教育)
その他各論(有害業務管理)などなど…本日7時間の座学…。

夜はベイシェラトンの「彩龍」にて会食。
 
美味しすぎて,デザート以外の写真を撮り忘れ…。

明日も7時間の座学….ZZzzz…。

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FineVision HP(疎水性・ glistening-free)

先々週: ICL近視矯正手術水晶体再建術(EDOFを含む)。
先週: 硝子体茎離断術(RRD)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜出張手術(笠間眼科)
今週: 遠視レーシック水晶体再建術〜出張手術(鉾田病院)
皆さん経過良好です!

当院では,約6年前の開院以来,最先端の白内障手術をご希望の方には自費診療にて3焦点親水性アクリル眼内レンズFineVision・PhysIOL社)を挿入しています。このIOLがさらに進化したFineVision HPHydrophobic & Physiological・疎水性アクリル)が発売されています。

1999年に発売されたHydroview®(親水性アクリルIOL・H60M・Bausch&Lomb社)において,カルシウム沈着による光学部混濁をきたす症例が多発しました。原因はシリコーン製ガスケットとされ,2001年後半にガスケットの材料がシリコーンからパーフルオロエストラマーに変更されました。しかしガスケット変更前の挿入例において遅発性に混濁をきたす症例もあり,世界中でIOL摘出を要する症例が続出したため,当然ながら現在は発売されていません。この事件が親水性IOLのイメージダウンにつながり,特に保守的な考えの強い日本では,多くの眼科医が親水性IOLアレルギーとなったようです。

親水性のFineVisionはヨーロッパのみならず世界中で広く普及しています。混濁の報告は世界で数例のみであり,いずれの症例もIOLの素材自体に問題があるとは認識されていません。高い安全性と患者満足度(術後メガネは全く不要)から,近年では本邦でも使用するDrが増加しつつあります。

一方,疎水性アクリルIOLなら絶対に安全かというと決してそうではなく,やはり混濁が起きることがあります。疎水性アクリルIOLは,生体内で温度が上昇するとポリマー内の含水率が増加し,温度が下がると析出した水分がポリマー内の空洞に貯留します。数〜10μmの水粒子がIOL光学部全体に生じたものはglisteningと呼ばれ,通常は視機能低下は生じにくいとされるものの,なかには視機能低下症例も報告されています。特にある特定の疎水性アクリルIOLは混濁しやすいことが以前から報告されていましたが,製造工程の改良により,現在これらの発生は軽減されているようです(当院では当該IOLを使用していません)。
FineVision HPは特殊な疎水性アクリル素材を使用しているため,このglisteningの発生が完全に抑えられています(100% glistening-free)。

以上から,親水性にせよ疎水性にせよ,FineVisionの累計挿入症例数はさらに飛躍的に増加するでしょう。
6年前の選択は正しかった,と考えています!

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