投稿者「satoublogadmin」のアーカイブ

ICL手術:2017年開始 → 早くも8年目!

先週は,ICL近視矯正手術×6〜iStent inject W挿入術(緑内障)〜水晶体再建術〜出張手術。
今週は,レーシック×4〜PTK×6(顆粒状角膜変性)〜硝子体茎離断術(PDR-TRD)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)。
皆さん経過良好です。

2017年1月にICL近視矯正手術を正式に開始し,早くも8年目に突入!
現時点で,再近視化を訴えて来院された方はゼロであり,高い術後安定性が立証されています。
諸外国をはじめ他院でのレーシック後でも問題なく対応可能な事は,非常に大きな利点ですねー。

文字には起こしにくい,術前検査・手術手技に無数のコツ(pearls)があるのも事実。
どの手術でも同様ですが,良好な術後視力が必然である屈折矯正手術においては,殊更に顕著だと感じます。しかしそこは8年目の実績,お任せください!

欧米では,屈折矯正手術におけるICLの割合は数%であり,現在でもメインはレーシックです。
一方,アジアではICLが急速に支持を増しており,特に日本でのICLの支持率は突出しています。
その理由は…..?
日本における現状・海外との相違など,詳細は6月のJSCRS総会シンポジウムで講演予定です。

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バビースモ vs アイリーア8mg

今週は,ICL近視矯正手術×4〜硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜前後転術(外斜視)。

バビースモはRVOにも適応が拡大され,週末はこの全国講演会に出席のため高輪へ。

・AMDにおける少量のSRF残存は黄斑萎縮と負の相関
⇒やはり少量のSRFは放置しても良い?(経過観察すべきか否かの是非は不明のまま…)

・PCVにおいて,IVF後は77%がポリープ閉塞,≧85%が12週以上の投与間隔でOK
⇒バビースモはPCVにも有用

・硝子体注射の継続 ⇒ TGF-β↗ ⇒ ERM発生のリスクあり

今後はアイリーア8mg(海外ではEYLEA HD)がライバルとなるでしょうね。
バビースモはVEGF-AとAng-2の双方を阻害するバイスペシフィック抗体。
アイリーア8mgは病態のメインであるVEGF-Aを強力に阻害。
軍配は…?

取り急ぎ,プレフィルドシリンジの早期登場を期待!

 

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2024GW

先々週は,ICL近視矯正手術×4〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点トーリックを含む)〜出張手術。
先週は,レーシック×4〜ICL近視矯正手術×4〜硝子体茎離断術×2(黄斑円孔・PDR-VH)〜水晶体再建術(連続焦点での両眼同日を含む)〜観血的濾過胞再建術(緑内障)。
そして連休半ばは,ICL近視矯正手術×4〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点トーリックを含む)。
皆さん経過良好です。

連休後半は2泊3日のことりっぷ。
 


串揚げもたこ焼きも,さすがに美味しかったですね〜 ♪
今週は水木金とオペ,頑張ります!

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TECNIS Odyssey IOL

先々週は,ICL近視矯正手術×4〜iStent inject W挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点トーリックを含む)〜睫毛内反手術(埋没法)×4。
先週は,レーシック水晶体再建術(連続焦点での両眼同日を含む)〜出張手術。
今週は,ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(連続焦点での両眼同日・LASIK後を含む)。

TECNIS IOLシリーズにさらに新しい仲間の登場です。
先週ボストンで開催されたASCRS 2024において,TECNIS Odyssey IOLテクニス オデッセイ;Johnson & Johnson 社)が正式発表されました。新規のplatformからなるPureSee IOLとは異なり,TECNIS Synergy(連続焦点)IOLの進化版であるため,臨床試験前にすでに国内承認されています。
Synergyでも他の多焦点IOL同様に,夜間のスターバースト・ハロー・グレアなどの異常光視症が少なからず認められますが,Odysseyではこれが有意に軽減され,より高いコントラスト感度を有するとのこと。
米国では近々に,本邦では本年秋〜冬頃に発売予定。楽しみですね〜 ♪

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ICL 300万枚突破

先週は,ICL近視矯正手術×6〜硝子体切除術(眼内レンズ完全脱臼)〜iStent inject W挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点トーリック・強膜内固定を含む)〜出張手術。
今週は,レーシック×8〜ICL近視矯正手術×4〜水晶体再建術(両眼同日を含む)。

ICLImplantable Collamer Lenses)の世界累計販売枚数が300万枚を突破したとのこと。つまり,少なくとも150万人以上に移植されたことになります。
当院ではレーシック・ICLそれぞれに希望者がおり,以前は「レーシック適応外であればその際は ICLを 希望」といった患者さんが多かったのですが,最近ははじめから「ICL希望」との患者さんも少なくありません。もちろん「レーシック希望」との患者さんもこれまでと変わらずいらっしゃいます。レーシック・ICLともに屈折矯正手術の有用性が広く認知されつつある証拠ですね。
欧米ではレーシックを含めた角膜屈折矯正手術(corneal refractive surgery)にはまだまだ及びませんが,アジア圏(特に日本)ではなぜか?ICLの人気が高まっています。
近視人口の割合は2050 年までに世界人口の50%を越えるとも予測されており,革新的なデバイスが登場しない限り,今後もICLの人気は衰えないでしょうね。

連休は木更津〜横浜へ。
 
束の間ながらrefresh完了。次年度も頑張ります!

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