レーシック・ICL(フェイキックIOL)」カテゴリーアーカイブ

令和3年度 県民健康づくり表彰

先々週は,硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜前後転術(内斜視)〜結膜囊部分形成術(眼窩脂肪ヘルニア)〜翼状片切除術〜出張手術(鉾田病院)。
先週は,レーシック×6〜ICL近視矯正手術〜硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜水晶体再建術(連続焦点・両眼同日を含む)〜出張手術(二の宮眼科)。
今週は,ICL近視矯正手術×6〜レーシック硝子体茎離断術(IOL落下)〜水晶体再建術(連続焦点トーリック・IOL強膜固定を含む)〜睫毛内反手術×4(埋没法)。
皆さん経過良好です。

このたび「令和3年度健康づくり推進事業功労者」として表彰を受けました。
各都道府県において健康づくり事業が推進されており,茨城県では「健康いばらき21プラン」の事業の一環として,功労者が毎年選出されます。
公衆衛生の向上・発展のため尽力した個人および団体が顕彰されるようで,私においては「多年にわたる循環器健康事業推進における県民の生活習慣病予防の功績」とのこと。
総合健診協会眼底読影委員を委嘱されてから早20年…..もうそんなに?

毎年2月中旬に「県民健康づくり表彰式」が県庁舎講堂にて開催されますが,本年はコロナ感染対策のため規模を大幅に縮小しての開催となり,先日下記が郵送されてきました。

次もあることを期待しつつ…..でも何年後でしょうかねえ〜♪

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Vabysmo(faricimab:ファリシマブ)

先週は,ICL近視矯正手術×4〜レーシック×6〜水晶体再建術(脱臼IOL摘出&固定・両眼同日・連続焦点を含む)〜眼瞼下垂手術。
今週は,ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点を含む)〜出張手術(笠間眼科)。
皆さん経過良好です。

本日は,Vabysmofaricimab:ファリシマブ)について。

アンジオポエチン-2(Ang-2)と血管内皮増殖因子-A(VEGF-A)を同時に制御する,眼科領域としては初のbispecific(二重特異性)抗体であり,滲出型加齢黄斑変性糖尿病黄斑浮腫に対する硝子体注射薬として先日FDAに承認されました。

有効性はアイリーアに対し非劣性で,投与間隔は最大4ヵ月に延長可能。
安全性はルセンティスやアイリーアとほぼ同様。合併症として特に糖尿病患者での心脳血管系イベントにはやや注意が必要のようですが,頻度は2%以下。

開発は,数々の分子標的薬を世に送り出している大手バイオベンチャーのGenentech社(Roche社傘下)。眼科領域でもアバスチン・ルセンティス・エンスプリングなどが知られており,次から次へと本当にすごい会社ですね〜。
本邦でも近々に認可されることでしょう!

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六花

明けましておめでとうございます。

先週は,ICL近視矯正手術×4〜水晶体再建術(連続焦点トーリックを含む)。
今週は,レーシック×6〜ICL近視矯正手術×2〜エクスプレス挿入術(開放隅角緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点トーリックを含む)〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

今年の冬は寒いですね〜。

寒い日に素早く暖まるには,やはりラーメン!
いつものお店が激混みだったため,別のお店へ。
つくば市内にもラーメン屋さんが随分増えましたが,とても美味しいお店を見つけることが出来ました♪

先週はワクチン3回目だったのですが,翌日の全身倦怠感が半端なく…4回目がちょっと怖い…^^;。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

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2021年メス納め

先々週は,ICL近視矯正手術水晶体再建術(連続焦点トーリックを含む)〜眼輪筋縫縮術×4(眼瞼内反)〜出張手術(笠間眼科)。
先週は,レーシック×6〜ICL近視矯正手術×4〜硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点トーリックを含む)〜眼瞼下垂手術×2〜出張手術(鉾田病院)。
今週は,レーシックICL近視矯正手術水晶体再建術眼瞼下垂手術〜睫毛内反手術×4(埋没法)〜出張手術(二の宮眼科)。
皆さん経過良好です。

年明け早々の三が日に,医療従事者枠にてワクチン3回目接種の予定です。
在日米軍しかり,学習のない入国時水際対策には期待できそうになく…..我々に出来ることは,マスク着用とワクチン接種(日本では全人口の8割弱,10代でも7割以上が2回接種済み)。いずれは致死率がさらに低下し,季節性インフルエンザのごとく流行の兆しのたびにワクチン接種が推奨されることでしょう。真の有効性は別として,しばらくワクチン接種継続が必要ですね。

12/30〜1/4まで休診とさせて頂きます。
今年もたくさんのオペを執刀し,特に夏以降はコロナ前を大きく上回る件数でした。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。

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レジェンド

先週は,レーシックPTK(帯状角膜変性)〜ICL近視矯正手術iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日・緑内障発作後を含む)〜眼瞼皮下腫瘍摘出術(アポクリン腺嚢腫)〜結膜囊部分形成術(眼窩脂肪ヘルニア)。
今週は,硝子体茎離断術(裂孔原性網膜全剥離)〜水晶体再建術(両眼同日・LASIK後を含む)。
皆さん経過良好です。

今週末は第60回日本網膜硝子体学会,本日はほぼフルで拝聴しました。
特に面白かったのは,ご高名な眼科医4名による,特別企画「レジェンドからのメッセージ」。
新しい網膜疾患を複数発見し,日本発で命名! 非英語圏の不利を研究力で吹き飛ばし,2021年に米国で最高位を受賞! 大学発での複数の製品化を成し遂げ,旧帝大の総長に!

そしてもう1名。誰も教えてくれなかったため網膜硝子体検査を独学し,海外へも自ら積極的に手術見学に出向き,決して諦めない網膜剥離手術への熱意で日本のトップsurgeonに。尊敬申し上げるこのT先生の講演を特に楽しみにしていましたが,予想通りに大変興味深い内容でした。初期の網膜剥離手術は,術前術後の絶対安静で約1ヵ月の入院を要したとのことで,日帰り手術全盛の現在とは大違い…。40年以上前,米国でのガス注入併用網膜剥離手術は全身麻酔&宙づりで行われていましたが,ご自身もこの術式で執刀されていたんですね〜。

私が研修医成り立ての25年前,T先生はすでに超高名であり,手術機器メーカー経由でライブ手術の動画を入手。今では国内開催が難しいライブ手術ですが,見学しながらコメントを述べる故T教授・故H教授・そしてO先生など,T先生を含めて当時の硝子体手術4天王が集結した贅沢な動画でした。コピーを繰り返したためと思われるVHS特有の低画質でしたが,手術レベルは当時の研修先とは雲泥の差で,その20G-PDR手術動画を何度も何度も見返した記憶があります。
医師2年目での手術見学(PDR・DME・RRD)にて感銘を受け,6年目(再発性PVR×複数例・open skyでの全剥離ROP手術),7年目(PDRの助手)にも見学させて頂きました。当時は勿論のこと現時点でも日本の網膜硝子体手術のトップsurgeonであり,難治再発性PVR症例における最後の砦となっています。

近年,安易に硝子体手術(特に網膜切開)を行う傾向が危惧されています。若年者の裂孔原性網膜剥離手術は強膜バックルが基本であり,可能な限り硝子体手術は避けるべき。硝子体手術が必須のPVRでも,安易に周辺部網膜を切開せず,硝子体手術と強膜バックルを併用すべき。以上が安全かつ有用な基本方針とされます。
3ポート作成での液空気置換下にて,全周および深部子午線バックルを容易に縫着するT先生の技を真似出来る術者はかなり絞られるかもしれませんが,前出の方針には強く賛同します。

今回の講演とは別で,滲出型加齢黄斑変性に対する360°網膜切開併用中心窩移動術がもてはやされた時代がありました。術後にPVRを発症する症例もあり,侵襲が大きすぎて普及せず,抗VEGF薬の登場とともに消え失せた術式の1つです。

本来,安易な網膜切開は避け,必要に迫られて切開する場合には部分バックルもしくは輪状締結を併用すべき。つまり,強膜バックル手術を完全に習得したうえで硝子体手術を行うべきであり,今後の眼科手術教育の大きな課題の1つと言えるでしょう。

その他,今でこそ言える裏話なども拝聴できました。また是非このような機会を設けて頂けるとありがたいですね。

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