ここ最近は白内障手術は勿論のこと、硝子体手術も毎週行っています。網膜剥離などの準緊急手術もあったりしてほんの少々疲れ気味(^^;)。でも昨日行ったすべての手術患者さんの経過が非常に良好で、笑顔で帰宅され喜ばしい限り♪。来週もレーシック・白内障・硝子体手術と頑張ります!
話は変わりますが、毎年この時期に「国立科学博物館オープンラボ」が国立科学博物館筑波地区(筑波実験植物園)で行われています。本日は年に1回のまさにその日でしたが、今年は診療にて私は行けませんでした(^^;)。
科博筑波地区にはまだ研究が終了していない代物が山ほどあり、上野で展示される前に筑波で検証されるとのこと。通常は公開されないそれらの研究対象物が、年に1回だけ一般公開されます。
例えば、抗生物質がない時代の梅毒にて溶けた頭蓋骨標本(そんなの見たことないですよね)。世界で初めてダイオウイカの生映像撮影に成功したあの有名教授が直接説明してくれたり(羨ましい…)。例年県外からの見学希望者も多くかなり混雑し、上野の科学博物館よりすごいとの声も。
毎年この時期は、JAXAや他の研究施設でも様々なイベントが行われますが、科博オープンラボは一押しです!
「レーシック・ICL(フェイキックIOL)」カテゴリーアーカイブ
国際学会
WOC(世界眼科学会議)2014が4/2〜4/6まで東京国際フォーラム及び帝国ホテルで開催されています。WOCは2年毎に世界のどこかで開催され、日本での開催は36年ぶりです。今日はWOCとは別途で出席義務のある大事な会合があったため、有楽町まで足を運びました。
学会の感想としては…同じ時間帯にあまりに多くの講演が重なっているので、ちょっと消化不良といった印象です(^^;)。他の国際学会も同様ですが、それだけ規模が大きいということです!
国内の学会はもちろん重要ですが、海外の学会に出席すると世界標準と日本標準の違いが肌で感じられます。今自分が行っている手術手技を世界標準にupdateさせる意味で、非常に勉強になります。
数ある眼科国際学会のなかで、私はASCRS(米国白内障屈折矯正手術学会)の会員になっています。ASCRS総会は、シカゴ→サンフランシスコ→ボストン→サンディエゴ→シカゴ…と4都市順で毎年4月下旬に開催され、今年の開催地はボストンです。
ヨーロッパでもESCRSというASCRSと同様の学会があります。EUでは米国FDAほど規制が厳しくないので、日本や米国で承認されていない手術器具なども多数展示されています。さらに、リスボン、ストックホルム、ベルリン、バルセロナ、パリ、ウィーン、ミラノ、アムステルダム、そして今年はロンドンといったように毎年EU各都市で開催されるので、旅行目的ならこちらがお勧めかもしれませんね。しかし…眼科医療の最先端は、やはり米国です。日本の眼科医の留学先のほとんどが米国です。緑内障点眼薬や手術機器の認可などが米国から5年遅れ、なんてことは通例です。
開業してまだ半年なので残念ながら今回のASCRSには出席しませんが、昨年まで毎年出席(発表)してきました。リーマンショック直後には出席者が明らかに減り、モーニングセミナー時のテーブルサーブの朝食が簡易なものになったりしましたが、最近はまた華やかさが戻っています。ASCRSには世界中から白内障・緑内障・屈折矯正手術のスペシャリストが勢揃いしますから、テンションも上がります!日本からは前眼部術者だけでなく、網膜硝子体術者も毎年多数出席しているのも納得できます。うまく言葉で表せませんが、あのなんとも言えない独特の雰囲気がいいんですよね〜。
レーシック〜白内障手術〜外眼手術
今週も、レーシック・白内障手術・外眼手術と、手術が沢山ありました。
昨日のお昼休みはレーシック手術でしたが、「見えます〜!」と本日明るく元気な表情で皆さん受診されました。経過良好で何よりです。
今日のお昼休みには、白内障手術8件・眼瞼内反手術1件の計9件の手術を行いました。優秀なスタッフのおかげで手術の流れも非常にスムーズ。明日眼帯を外した後の患者さんの喜ぶ顔を見るのがとても楽しみです!
火曜日は2つのクリニックをハシゴして14件の出張手術でしたので、今週は白内障手術だけで計22件を執刀しましたが、硝子体手術がなかったので比較的楽でした(^^)。
来週は硝子体手術が複数あります。
頑張るぞっ!
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ICL(Implantable Contact Lens)
ICL(Implantable Contact Lens)は、水晶体のある眼にimplantするIOL(phakic IOL)の1つです。角膜と虹彩の間(前房)に挿入するphakic IOLもあります。しかしこのタイプは長期的にみると角膜内皮細胞の減少や眼圧上昇などのリスクがあることは否めず、私は使用しません。
http://www.satouganka.com/icl/
一方、ICLは虹彩と水晶体の間(後房)に挿入するので、そのような心配は皆無であり、度数が変わったとしても容易にICLの交換が可能です。白内障が進行した際には、ICLを摘出して二重焦点眼内レンズを用いた水晶体再建を施行すれば、良好な遠近の裸眼視力を保持できます。ICLは通常の中等度近視のみならず、レーシック適応外(最強度近視・角膜が薄い・角膜形状異常など)の方でも手術を受けることが可能です。
また来月には、中央に微小な貫通孔を有する「hole ICL」が厚労省に認可される予定です。患者さんの負担を減らせるレンズの登場は喜ばしい限りですね。
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レーシック〜白内障手術〜硝子体手術〜斜視手術
今週はレーシック・白内障手術・硝子体手術・斜視手術と、内容が盛り沢山でした。
皆さん経過良好で何よりです!
ありがたいことに2月はもう手術予約が一杯なので、もっと手術日を増やさないといけませんね。
休み時間を削っての手術準備と後片付け、スタッフに感謝感謝ですm(_ _)m。
来週は硝子体手術症例がたくさんありますが、頑張ります!