レーシック・ICL(フェイキックIOL)」カテゴリーアーカイブ

開院4周年

今週木曜は硝子体茎離断術(裂孔原性網膜剥離)〜水晶体再建術(トーリックを含む)。
金曜は硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜水晶体再建術(トーリックを含む)。
皆さん経過良好です。

秋晴れの本日は開院4周年記念日!
昨日9月末で診察券番号29139を発行しました。開院後4年間で3万人近くの新規患者様が来院されたことになります。受診されたすべての患者様、そしてスタッフに日々感謝です。

明日からも引き続き、プレミアム白内障手術硝子体手術(MIVS)レーシックICL手術緑内障手術(MIGS)眼瞼下垂手術斜視手術抗VEGF療法オルソケラトロジーなどなど、最先端かつ最良のテーラーメイド医療を提供し続けます!

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レーシック・ICLの国内成績③

Am J Ophthalmol 2017;175:159–168.(A Multicenter Prospective Cohort Study on Refractive Surgery in 15,011 Eyes.)に引き続き、国内で施行された78,000眼を超える屈折矯正手術(レーシック・ICLなど)の臨床成績に関する国際論文が公表されました。

A Multicenter Retrospective Survey of Refractive Surgery in 78,248 Eyes.
Kamiya K, Igarashi A, Hayashi K, Negishi K, Sato M, Bissen-Miyajima H; Survey Working Group of the Japanese Society of Cataract and Refractive Surgery.
J Refract Surg 2017;33:598-602.

英文抄録はこちらをご参照ください。

屈折矯正手術においてこれほどの症例数を集めた論文はなく、また本邦における屈折矯正手術の術後成績が非常に優秀であることが実証されました!

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老舗

今週はレーシックPTK(アベリノ角膜変性)〜水晶体再建術(三焦点を含む)〜硝子体茎離断術(黄斑前膜症例・網膜細動脈瘤破裂症例・裂孔原性網膜剥離症例)。やや疲れましたが、皆さん経過良好でなによりです!

本日はランチ。元々有名なレストランですが、相撲の影響もあってか、最近はテレビでもたまに拝見しますね。とても美味しかったでした。

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ガリレオ

今週は睫毛内反手術(埋没法)〜眼瞼下垂手術(挙筋前転縫縮術)〜レーシック水晶体再建術(二焦点・三焦点トーリックを含む)。
皆さん経過良好です!

本日は高エネルギー加速器研究機構(KEK)の年1回の一般公開へ。例年日程が合わず、今年念願の初!午後1時の入場者はすでに2,000名超え(最終的には4,000名弱)。受付を済ませ入場者専用ワッペンをぺたり。そして広大な敷地内の各実験施設へ周遊バスで移動。

産学連携にて様々な研究をしているんですね〜。
自身の持ち物の構成元素を教えてくれる「元素探偵団!」なども開催され、また各施設では専門研究職の担当者が丁寧に説明をしてくれました。

最大の目玉であるBelleⅡ実験(世界23ヵ国の研究者が参加)の目的は、粒子・反粒子の対称性の破れや宇宙初期に起こったはずの極めてまれな現象を再現(光の速度近くまで加速された電子と陽電子との衝突)し、放出される未知の素粒子や力の性質を明らかにすることで、宇宙の起源や宇宙から反物質が消えた謎に迫ること、だそうです。
欧州原子核研究機構(CERN)が登場した「天使と悪魔」を連想しますね。

最後の写真がドラマのロケ地で有名なBelleⅡ測定器。

事象には必ず理由がある。実に興味深い!

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AcuFocus IC-8

先週はレーシック眼輪筋縫縮術(眼瞼内反)〜水晶体再建術(多焦点を含む)。
今週はレーシック硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜水晶体再建術(多焦点を含む)。
皆さん経過良好です!

本日はAcuFocus社のIC-8 IOLについて。

IC-8は、pinhole効果によって焦点深度が通常の単焦点IOLより深くなるIOLです。CE Markは取得済み、FDA未承認、国内も勿論未承認。老視矯正を目的に片眼の角膜実質に挿入するKAMRA InlayのIOLバージョンと言えるでしょう。
近方も見えるといっても、いわゆる多焦点IOLとは全くの別物です。さらに、Extended Range of Vision IOLかどうかいえば確かにそうなのですが、発想が単純であり、光学機能的にTECNIS Symfony(AMO社)とも大きく異なります。

優位眼に通常の単焦点IOLを、非優位眼にIC-8を-0.75Dのやや近方狙いで挿入。
夜間のグレア・ハローが生じにくい、1.5Dまでの軽度乱視は無視可能、円錐角膜などの不正乱視でも裸眼視力良好、従来のようなモノビジョンにはならない。このように利点は多く、患者満足度は極めて高いようです。
当然ながら、視野狭窄などを呈する他の眼疾患がある症例は適応外となります。

瞳孔径が大きめで羞明を訴える縮瞳不良例、古い屈折矯正手術既往がありグレア・ハローの訴えの強い症例、などは良い適応といえるでしょう。

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