レーシック・ICL(フェイキックIOL)」カテゴリーアーカイブ

ICL(Implantable Contact Lens)

Visian-ICLICL(Implantable Contact Lens)は、水晶体のある眼にimplantするIOL(phakic IOL)の1つです。角膜と虹彩の間(前房)に挿入するphakic IOLもあります。しかしこのタイプは長期的にみると角膜内皮細胞の減少や眼圧上昇などのリスクがあることは否めず、私は使用しません。
http://www.satouganka.com/icl/
一方、ICLは虹彩と水晶体の間(後房)に挿入するので、そのような心配は皆無であり、度数が変わったとしても容易にICLの交換が可能です。白内障が進行した際には、ICLを摘出して二重焦点眼内レンズを用いた水晶体再建を施行すれば、良好な遠近の裸眼視力を保持できます。ICLは通常の中等度近視のみならず、レーシック適応外(最強度近視・角膜が薄い・角膜形状異常など)の方でも手術を受けることが可能です。
また来月には、中央に微小な貫通孔を有する「hole ICL」が厚労省に認可される予定です。患者さんの負担を減らせるレンズの登場は喜ばしい限りですね。

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レーシック〜白内障手術〜硝子体手術〜斜視手術

今週はレーシック・白内障手術・硝子体手術・斜視手術と、内容が盛り沢山でした。
皆さん経過良好で何よりです!
ありがたいことに2月はもう手術予約が一杯なので、もっと手術日を増やさないといけませんね。

休み時間を削っての手術準備と後片付け、スタッフに感謝感謝ですm(_ _)m。
来週は硝子体手術症例がたくさんありますが、頑張ります!

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強度近視に対する治療選択

前回の続きで、強度近視に対する治療選択の考え方です。
オルソケラトロジーは軽度〜中等度近視に対してまでの適応で、強度近視に対しては適応外ですので、最初から選択肢に入りません。
キーワードは「レーシック・有水晶体眼内レンズ(phakic IOL)・透明水晶体摘出交換(RLE)」です。

基本的にすべて保険外診療となりますが、どれを選択しても間違いではありません。
どれにするかは患者さんの自由ですが、とはいっても患者さんは自分では決められませんよね。
では何で決めるかというと、年齢、近視度数、そして金額、となります。

まず年齢ですが、若い順に、レーシック・phakic IOL・RLE、となります。

逆に度数としては、近視の強い順に、RLE・phakic IOL・レーシック、となります。

金額は、安価な順に、レーシック・RLE・phakic IOL、でしょうか。
以前はレーシックは高額でしたが、今や両眼で10〜20万円です。自由診療の美容形成手術からみると、決して高額ではなく、むしろ非常に安価だと思います。

レーシック適応外の強度近視では、phakic IOLは非常に有用です。
問題は価格ですね。価格を気にしないのであれば、phakic IOLを選択し、老眼が出てきたら二重焦点眼内レンズにてRLEを施行、これは贅沢かつ有用です。
http://www.satouganka.com/icl/
まだ初期のレーシックと同等の価格ですが、今後は徐々に価格が下がってくると考えられます。しかし、価格が下がるにはまだ少し時間がかかりそうです。

どれも有用な術式ですが、近視の患者さんは非常にたくさんおり、強度近視も増加しています。これらの手術を保険適応にしたら国や保険者が破綻してしまうので、今後も保険適応になることはなさそうです。

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強度近視に対する屈折矯正手術

様々な眼科学会が年中各地で開催されますが、眼科での5大総会は、春の日眼総会、梅雨期の日本白内障屈折矯正手術学会総会、秋の臨床眼科学会、初冬の網膜硝子体学会総会、そして極寒期の眼科手術学会総会、です。今週末は第37回眼科手術学会総会に出席するため京都に出向きました。
学会の内容としては特に目新しいものはありませんでしたが、「強度近視に対する屈折矯正手術」のシンポジウムは、再確認の意味で非常に勉強になりました。
最後に座長の某有名教授お二方が、「レーシックは本邦を含め世界中で広く行われており、ちゃんと適応を見極めて施行すれば、非常に安全かつ有用な手術であることは間違いない」と口を揃えておっしゃっていましたが、全くその通りですね。
レーシックなどのレーザー屈折矯正手術は設備投資が莫大ですから、そのスペックを有しているか否かで医療者側の見解が異なります。つまり、設備がない施設ではレーシックなどに対しこの上なく否定的な見解を示します。心理的に考えれば必然なのかもしれませんが…
強度近視に対する治療選択の詳細はまた今度色々と書きたいと思います。

冬の京都はやはり寒い!土曜と日曜で景色が一変です!雪景色の京都も綺麗どすね〜。

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レーシック〜白内障手術〜硝子体手術

年明け早々の先週木曜はレーシック、金曜は白内障手術・硝子体手術と、サトウ眼科はフル回転!
患者様全員の術後経過はとても良好であり、術後の患者さんの笑顔をみると疲れも吹き飛びます!
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連休は一転して完全オフにて雪山へ。寒波にて大雪が降り、一晩で自分の車の場所が不明なほど…でもゲレンデの状態は最高。おかげで十分にリフレッシュできました。やはりオン・オフの減り張りは大事ですね。
出張手術を含め、今週も手術がたくさんですが、また頑張ります!
それにしてもまだ筋肉痛がありません…明日以降でしょうか…(^^;)

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