白内障手術」カテゴリーアーカイブ

NGENUITY

今週は水晶体再建術(二焦点・IOL脱臼を含む)。皆さん経過良好です!

昨日は網膜硝子体学会へ出席するため、ベルサール渋谷ガーデンへ。
臨眼と同様、本学会での目玉もやはり「3Dヘッドアップサージェリー」。
NGENUITY® 3Dビジュアルシステム(Alcon)は、鮮明な画像イメージ・デジタルフィルター機能による強調画像・低照度・スタッフ全員でのパノラマ3D画像共有、などなど次世代のデジタル支援硝子体手術(Digitally Assisted Vitreoretinal Surgery :DAVS)のプラットフォームです。

器械展示場において私も模擬眼に試用しましたが、百聞は一見にしかず!
眼精疲労はほぼ感じられず、デジタル画面の表示遅延(0.09秒)も気にならず、予想以上の完成度にて今後の方向性を確信しました。教育機関である大学病院では特に必須となるでしょうね。一般普及にはまだ価格が問題でしょうか…現状ではもう一台顕微鏡が買えてしまうので…(^^;)

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Beaujolais 解禁

今週は増殖硝子体網膜症手術(網膜全剥離を伴う増殖糖尿病網膜症)〜水晶体再建術(トーリック・二焦点を含む)。
水曜の日帰り手術の限界に挑戦する難症例を含め、術後経過はすべて良好です!

本日は11月第3木曜日、Beaujolais nouveau解禁日。
毎年解禁当日にワインショップに行き、昨年はとても気に入りもう1本買おうと翌日行くと、もう時すでに遅し…狙っていた同じワインは完売…。ワイン好きはとても多いんですね〜。%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%ac

Jean-Charles PIVOT prestige Beaujolais-Villages、残り数本しかなく売れ筋と思われたため、今年はこちらを購入。早速いただくと…美味ですね〜!最高の当たり年とされる昨年に匹敵するかも。明日も駄目元で寄ってみましょう。たぶん間違いなく完売でしょうけど…(^^;)。
佐藤正樹 眼科 つくば ICL
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ルセンティス・アイリーア

今週の自院のオペは、3件の硝子体手術を含む計20件。すべて経過良好です。

本日は東日本網膜疾患講演会に出席。主催者側の計らいにて前夜からの会場入り。
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束の間といえどもrefreshはとても大事ですね。
会場ロビーにはジオラマ付きのツリーがあり、クリスマスムード満載!
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網膜静脈閉塞症(RVO)での黄斑浮腫・糖尿病黄斑浮腫(DME)・滲出型加齢黄斑変性(AMD)などでは、ルセンティス(IVR)もしくはアイリーア(IVA)の硝子体注射が第一選択であることは周知の事実。本日の講演会は、①RVOに対する大規模臨床試験であるBRIGHTER・CRYSTAL試験の結果に基づきIVRを適切に行いましょう、②AMDの最近の知見、という内容でした。
①RVOに対するIVR(IVA)は基本的に3か月間毎月連続注射(3回)、その後再燃が認められれば随時注射、というプロトコールが推奨されています。しかし実際には、1回注射して有効性を見てから追加の是非を決めているDrも多いはず。かなり高額な薬ですからね〜。
また、BRIGHTER試験では、レーザー併用の有無は視力予後に影響を与えないとされます。視力は同等であっても、レーザー併用にて硝子体注射の回数を減らせる、と私は思っています。よって、必ずレーザー併用のもとIVR(IVA)を行っています。RVOの完治には数年を要し、その間に黄斑浮腫の再燃を繰り返します。6ヵ月という短期間のBRIGHTER試験の結果だけで判断するのは無理があるでしょう。
Pachychoroid pigment epitheliopathy:脈絡膜が肥厚し、網膜色素上皮に不整が見られる状態。長期的にみるとAMDに進展する可能性が高いとのこと。
AMDは、発症早期に治療できれば、視力予後はさほど悪くありません。OCTで脈絡膜や色素上皮に異常があれば、網膜に異常がなくても長期的に経過観察した方がよい、ということですね。

帰りのタクシーでは多趣味で話好きの運転手に当たり、狩猟・ゴルフ・スキューバなどの話を…例えば、キジの好物は蕎麦の実(へ〜)、ジャンボ尾崎と何度もラウンド(ほほ〜)、西伊豆松崎で水深50m超え(本当に?)、さらに左手の小指を立て、ここでは書けない話を語られ…まあ、話半分として相づちを打ち…(^^;)。最近、何故か運転手に色々と話しかけられることが多くなったような…年のせい?でしょうか(笑)。
佐藤正樹 眼科 つくば ICL
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4DX

明日水曜は硝子体茎離断術(裂孔原性網膜剥離・増殖糖尿病網膜症)〜水晶体再建術エキシマレーザー角膜切除術・PTK(顆粒状角膜変性)。
木曜は翼状片切除術眼瞼下垂手術
金曜は硝子体茎離断術(裂孔原性網膜剥離)〜水晶体再建術(トーリック・二焦点を含む)。

今日は寒かったですね〜。%e7%b4%85%e8%91%89
火曜でしたが久々の完全オフにて、久方ぶりの映画鑑賞。
インフェルノ、とても面白かったです!誠に恥ずかしながら4DX初体験。ちょっとした遊園地に行った気分を味わえ、+1,000円の価値は十分にあると思います。ちょっと昔の話になりますが、土浦にあったネオジオワールドを思い出しました(^^;)。

今週の内眼手術は自院のみで計20件。頑張ります!
佐藤正樹 眼科 つくば ICL
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3Dヘッドアップサージェリー

11/3〜6は京都にて第70回日本臨床眼科学会が開催。専門学会ではない臨眼には通常あまり出席しないのですが、dutyの併催会議に出席するため、1泊2日で京都へ。臨眼は広く浅く万遍なく、にもかかわらず参加者は総勢8,500名以上にて数字上は盛況、さすが京都です。さほど寒くはないものの、ハードスケジュールのため東寺の夜間特別公開への参拝もかなわず…..紅葉の時期もあって京都はいつにも増して混雑していました。

今回のトピックは「3Dヘッドアップサージェリー」でしょう。白内障や網膜硝子体手術などの内眼手術において、通常は眼科手術専用顕微鏡を覗きながら行います。3Dヘッドアップサージェリーとは、顕微鏡を覗かず、専用メガネ装用下にて巨大3Dモニターを見ながら行う手術のことです。
3d利点:
①オペ室内のスタッフ全員で同じ3D画像を共有できるので、研修医の教育には特に有用。
②解像度が非常に高く、顕微鏡よりも鮮明(色調の変更も可能)。
③顕微鏡手術ならではの頸椎への負担が軽減。
欠点:
①大きなモニターを設置するスペースが必要。
②3Dメガネによる術後眼精疲労。
③硝子体手術は良い適応だが、グレアのため白内障手術ではやや見づらい。

現時点ではまだ改良の余地がありそうですが、他科ではモニターを見ながらの内視鏡下手術が一般的であり、眼科でもモニター手術、さらに遠い将来にはダヴィンチオペ、の流れになるかもしれません。

その他、個人的に興味をもった内容:
◆近々発売されるミケルナ(カルテオロール&ラタノプロスト配合)抗緑内障点眼薬。チモロールと異なり、薬剤耐性が少ない可能性あり、長期的にはより有用。
◆斜視に対するボトックス注射。通常の斜視では効果が切れる度に幾度も再投与が必要だが、乳児内斜視には非常に有用。
◆アイファガン(ブリモニジン)点眼により、緑内障性乳頭出血が有意に減少。
◆臨床研究の倫理的諸問題。今後さらに規制が強化され、カルテベースの後ろ向き調査でも承諾書が必要になるかも…そんなことになったら臨床研究が出来なくなりますが…。
佐藤正樹 眼科 つくば ICL
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