硝子体手術」カテゴリーアーカイブ

斜視手術

先々週は,ICL近視矯正手術硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜iStent inject 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点・両眼同日を含む)〜前後転術(内斜視)〜眼瞼下垂手術〜睫毛内反手術(埋没法)〜出張手術(鉾田病院)。
先週は,レーシック×6〜ICL近視矯正手術水晶体再建術(連続焦点を含む)〜下斜筋後転(下斜筋過動)〜前後転術(外斜視)。
今週は,ICL近視矯正手術水晶体再建術(連続焦点を含む)〜出張手術(二の宮眼科)。
皆さん経過良好です。

初診時から斜視手術を希望されての受診がちらほらと見受けられます。
私がレジデントの頃は,研修医1年目半ばの麻酔科ローテート終了後,1年目後半に眼瞼睫毛内反手術および斜視手術,2年目前半に翼状片手術,2年目半ばに白内障手術の執刀開始。その後は技量に応じて緑内障濾過手術・網膜復位術・硝子体手術の執刀開始といった順序でした。斜視手術は眼科の初歩的な基本手術であるにもかかわらず,なぜか斜視手術を行う施設が非常に少ない…。

現在の白内障手術は5分程度で完結する手術であり,国内で年間160万件という,他の手術とは比較にならない圧倒的な件数を誇ります。よって,白内障手術は眼科手術の代名詞となっていますが,裏を返せば,どこの眼科でも行っている手術(多焦点IOLを除いて)であることも周知の事実です。
近視と斜視の有病率とでは比較になりませんが,レーシック・ICL手術希望の患者さんが集まるのと同様に,需要と供給のバランスから,自ずと斜視手術希望の患者さんが受診されるのかもしれませんね。

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無症状者の前房内コロナウイルス

先々週は,ICL近視矯正手術×4〜水晶体再建術(緑内障エクスプレス術後を含む)〜出張手術(二の宮眼科)。
先週は,レーシック硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜水晶体再建術
今週は,硝子体茎離断術(PDR-VH)〜水晶体再建術眼瞼下垂手術〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

マイアミのBascom Palmer眼研究所から発表された興味深い論文があります(AJO5月号)。
コロナ禍の昨年,全身症状なし且つ鼻腔内抗原検査陰性の前眼部手術患者 31 名において,手術開始直後に前房水を採取しreal time RT-PCR にて解析したところ,6 名(19.4%)SARS-CoV-2 viral RNA 陽性が判明。その6名全員が,その後1年間の観察において全くの無症状だったとのこと。
眼内(前房)は特殊な免疫特権(immune privilege)下にあるが故と考えられる,非常に貴重な報告です。

米国内の2020年感染拡大の最中でのデータなので,そのまま本邦には当てはまりません。
また,一般的な白内障手術の切開創幅は2.0〜2.2mm程度であり,手術中に漏れた前房水がエアロゾル化してオペ室内での二次感染リスクが上がるような心配はないものと推察されます。
にしても,無症状者での眼内コロナウイルスRNAの証明は,時節柄インパクト大ですね。
他国での追試報告が期待されます。

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第36回JSCRS学術総会

先週は,ICL近視矯正手術×4〜iStent inject 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点IOL含む)。
今週は,レーシック×6〜PTK治療的表層角膜切除術(帯状角膜変性)〜iStent inject 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜翼状片切除術〜出張手術(笠間眼科)。
皆さん経過良好です。

本年6/25〜6/27に開催される第36回JSCRS学術総会にて,教育セミナー「白内障周術期の抗菌薬使用」の演者を担当します。


「白内障周術期抗菌薬使用の現状」
JSCRS年次surveyによる抗菌薬の術前点眼開始日・術後点眼期間・術後内服期間・術後静脈内投与期間・術終了時前房内灌流,さらにはヨード製剤などのデータ推移および各種クロス集計の結果から,一部海外と比較しつつ,国内における白内障周術期抗菌薬使用の現状を解説する予定です。

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学校健診(眼科検診)

先週は,レーシックエクスプレス挿入術(開放隅角緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点トーリックを含む)〜前後転術(恒常性外斜視)〜結膜囊部分形成術(眼窩脂肪脱)。
今週は,ICL近視矯正手術硝子体茎離断術(裂孔原性網膜剥離)〜水晶体再建術(LASIK後・連続焦点トーリックを含む)〜出張手術(笠間眼科)。
皆さん経過良好です。

今年も学校健診(眼科検診)の季節。昨年は延期し秋に行いましたが,今年はwithコロナで当初の予定通り。計6回の出張で,計2,600名の児童を診察する予定です。1回あたり約430名…さすがにお昼休みだけでは難しいので,火曜休診日にも。

開業以前は,水戸市内の伝統的な某公立小学校をはじめ計3校の学校医を担当していました。県庁所在地にもかかわらず眼科開業医が少ないために,勤務医も学校医を担当していたわけです。学校によって校風は大きく異なりますが,この某小学校の児童達の挨拶は完璧で,毎年3月には卒業生から花束が届きました。校長としてそこで定年を迎えられれば県内の教育職として大変栄誉だと耳にしたことがあり,それも頷ける素晴らしい小学校です。

つくば市の人口増加に伴い,3年前に公立小中一貫校が3校開校したばかりですが,2年後に新たに小学校が2校,3年後にもまた新たに小学校が1校開校するそうです。
基本は挨拶! いい学校となるよう期待したいですね。

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介護認定審査

先々週は,レーシックPTK(帯状角膜変性)〜水晶体再建術結膜囊部分形成術(眼窩脂肪脱)。
先週は,ICL近視矯正術硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜水晶体再建術(連続焦点IOLを含む)〜出張手術(笠間眼科)。
今週は,レーシック×6〜ICL近視矯正術PTK治療的表層角膜切除術×2(顆粒状角膜変性)〜硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜iStent inject 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点IOL・両眼同日を含む)〜眼瞼下垂手術〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

4月から新しいスタッフが2名加わり,院内の雰囲気がリフレッシュ。今月下旬にはさらにもう1名加わる予定です♪ 先週末は大阪国際会議場にて日本眼科学会総会が開催されましたが,Live配信予定の講演の多くが後日オンデマンド配信に変更…..まあ当然ですね。すでに第4波が始まったようで,新年度早々に雲行きが怪しい感じですが,withコロナで頑張るのみ!

今年度からつくば市介護認定審査委員を委嘱され,今週月曜に初回の審査会に参加しました。基準時間・一次判定・二次判定・認知症加算など基礎からお勉強。眼科でも主治医意見書を作成することがあり,介護認定は今後ますます重要となります。介護認定審査は極めてessentialであり,重責を改めて痛感しました。
茨城県の65歳以上の要支援・要介護認定率は15.4%(全国平均 18.5%)で,全国で最も低いようです。介護認定を受けることを恥ずかしいことと捉えてしまう気質があるのか,要支援の段階で申請すること自体が周知されていない(申請できることを重症になってから初めて知る)のか,あるいはこのどちらもなのか….理由ははっきりとはわからないようです。

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