硝子体手術」カテゴリーアーカイブ

開業あるある

先週水曜は硝子体茎離断術(裂孔原性網膜剥離・増殖糖尿病網膜症)〜水晶体再建術
木曜は前後転術(恒常性外斜視)。
金曜はレーシック水晶体再建術翼状片切除術。皆さん経過良好です!

今夜は「研究学園医療懇話会」へ出席。
近隣の他科クリニック様との診診連携を主目的とし、年2回開催。今回は泌尿器科Drによる「過活動膀胱」の講演でした。泌尿器科というと、前立腺肥大で処方されるα1遮断薬(ハルナール・ユリーフなど)の副作用としてIFIS(術中虹彩緊張低下症候群)が挙げられます。それとは全く異なる内容ですが、大変勉強になりました。

その後の懇親会で盛り上がった話題は、開業医(特に開業ほやほや時)によくある怪しげな勧誘。色々とありますが、ほんの一部をご紹介。

まずは週刊誌の医療特集。でも実は特集を組んでいるのは週刊誌ではなく、規定ページを買い取った別業者だったりして…。つまり実際は通常の紙面広告…。さらにこの広告料がとても高い!1週間後にはゴミになっちゃいますけど…。

最近多いのが、検索キーワード補助でのネット集客支援を謳った勧誘。
一方的なメール送信で、これが本当にしつこいんです。「まずはお電話にてご説明させていただきます」としながら電話番号が書かれていない…そもそも書かれている会社名が全く検索ヒットせず…。

そして昔からよくある「芸能人との対談」。
当然ながら今が旬ではなく、旬を過ぎてはいるものの皆が知っているような芸能人です。その方と対談して、笑顔でのツーショット写真を撮る。それが院内掲示やホームページで広告として活用できるので、「いかがですか〜?」と電話を掛けてくる専門業者があるんですねー。まあ、詐欺ではありませんが…このために数十万を…?
おそらく、クリニックに限らず何かを起業すると、このような勧誘業者が寄って来るんでしょうね…。引っかかる確率は低くても額が大きいですから、商売が成り立つのでしょう。
もちろん私はこういった類の勧誘には引っかかりません!ある後輩は見事に引っかかってしまいましたが…(^^;)。

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何処系?

今週木曜はPTK(顆粒状角膜変性)。
金曜は硝子体茎離断術(黄斑分離症)〜水晶体再建術(IOL脱臼を含む)。
土曜は外来127名。

つくば市はまさに人種のるつぼ。研究施設が多いためか、学識が高い留学生や研究職の方々がたくさん住んでいます。来日して間もない外国人も多く、受診された外国人の紹介で別の外国人が受診されるケースも少なくありません。さらに非英語圏の方も多いため、通訳が同席することもしばしば。患者と通訳の会話に耳を立ててみると、聞いたことのない言語のこともあり、世界は広いと改めて実感。
一方で、一見バリバリの外国人が受診され、頭の中で英文を並べ始めると…流暢な日本語で「こんにちは。昨日から目やにがひどくて…」と。肩透かしを食らうと同時に、内心少しホッとします。

かなり前の話になりますが、香港からマカオへの入国審査。税関で並んでいると職員に香港市民専用の列を案内され…。

アメリカ旅行中。コーヒーショップの店員に「Where are you from?  Honkong? 」と聞かれ、面倒なので「Yeah!」 と…。

さらに数年前(そして最近も)。スーパーのレジで「お箸は何膳ですか?」と聞かれるも、喉の調子が悪くマスクをしてぼ〜っとしていると「Ah~, how many?」と質問され…。

とまあ色々ありますが…私は生粋の日本人です(^^;)。

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蕎麦日和

今週水曜午後は学校検診。
木曜夜は筑波大眼科講師懇話会にて午前様…。
金曜は硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症)〜水晶体再建術
土曜の外来患者数は120名強。
昨夜はすかいらーくのひばりのごとく早々にZZzzz…。

本日は最高気温32℃。暑かったですね〜。
市内の隠れ家的そば屋さん(何処でしょう〜)で、ゴーヤ・ミニトマト・カリフラワー・ツルナ・サヤエンドウ・ゼンマイ・サツマイモ・ニンジン、などの天ぷらを美味しく頂きました。もちろん十割蕎麦も絶品!
こんな真夏日は冷たいお蕎麦に限ります♬

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山笑う

今週はレーシック硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜水晶体再建術
皆さん経過良好です!

本日はゴルフにて秩父へ。天気予報が的中し、28℃の夏日…場内の桜は満開でした!
今回も早朝スルー。午後を有効に使えるのでとてもありがたいのですが、なぜかスルーOKのゴルフ場は少ないんですよね〜。
旧友たちはロマンスグレー?が徐々に進行し、時の流れを痛感…(^^;)。

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AI

今週はレーシック硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜水晶体再建術(多焦点を含む)。
皆さん経過良好です!

週末は日眼総会に出席のため国際フォーラムへ。
しかし学会参加は副目的であり、主目的はJSCRS会合および理事会でのご挨拶、そして明日も会合…忙しい…。

今回も器械展示会場は盛況。
AI人工知能)テクロノロジーは、チェスや将棋の世界のみならず、医療分野でも著しい進歩を遂げています。眼科領域においても、円錐角膜診断・オルソケラトロジー適応判定などでは、確率を%で表示してくれるAI診断技術は必須です。すでに日常臨床で広く実用化されており、自院でも大変お世話になっています。
最新のアイトラッキング機能付きのネビゲーション網膜レーザーも然り。医師は足でペダルを踏むだけ…眼科医不要では?と思えるほど簡単…(^^;)。価格は大分下がり定価で2,000万弱…いやいやまだ高い!相変わらず眼科手術機器はどれもこれも高額ですね〜。

時は20XX年….必ずそうなるであろうと予想される、近未来の眼科診療です。
1)法令推奨の年1回定期眼科検診。
ロボット受付嬢による自動受付。患者は検査機器台に顎をのせるだけ。全自動での屈折・眼圧検査および全眼球三次元撮影。緑内障・黄斑変性のリスクなどがフルオート解析。
低リスク判定➡診察なしで(人間に会わずに)帰宅。
高リスク判定➡Dr診察➡投薬。

2)緑内障の経過観察。
眼圧モニタリングコンタクトレンズ(スマートコンタクト)装用、もしくはモバイルデジタルトノメーターでの自己眼圧チェックが一般化。眼圧日内変動データを持参のうえ定期受診。これまでの検査データ(眼圧・網膜神経線維層厚・視野MD値など)により、進行リスクのみならず点眼薬変更の是非などもすべてAIが示唆。
このように、眼科慢性疾患(正常眼圧緑内障など)における眼科医による定期診察の必要性は間違いなく低下します。

人は必ず忘れますが、AIにはそれがありません。よって、過去の論文データをインプットさせれば、診断能力において人がAIに勝てるはずがありません。現に、東大の人工知能「ワトソン」の前ではひれ伏すのみ…。AIの進歩が社会に大きく貢献することは明白ですが、眼科のみならず、手術治療を行わない医師にとっては死活問題となるでしょう。

詰まるところ、いつの時代でも自己研鑽に励むのみ、ということなのでしょうね。

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