緑内障手術」カテゴリーアーカイブ

日眼2025

先週は,ICL近視矯正手術〜レーシック×4(遠視矯正を含む)〜PTK×3(顆粒状角膜変性・帯状角膜変性)〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼多焦点同日を含む)〜眼瞼下垂手術×2〜翼状片切除術〜出張手術。
今週は,ICL近視矯正手術〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼多焦点同日を含む)。

本日は日眼総会(東京国際フォーラム)に出席し,器械展示をメインに散策。

・Alcon社の白内障・硝子体手術装置 UNITY(ユニティ)
本年秋に日米同時発売予定。外観はR2-D2….INFINITI OZiLハンドピースは接続不能(コンステレーション使用Drは専用ハンドピースを新規購入)。アメ車と違ってコンパクトなので,これは売れるでしょう笑。

・NIDEK社のクライド型電子カルテシステム CLIUS(クリアス)
従来のNAVIS-CLとは全く異なる電カルで,前日に発売したばかり….色々とツッコミどころ満載で,ユーザーからの意見を反映しながら改良を進めるとのこと。今後の電子カルテはすべてクラウド型に移行するのでしょうねー。

・わかもと製薬の親水性3焦点IOL Acriva Trinova(アクリバトリノバ) PRO
製造元はVSY Biotechnology社(オランダ)
選定療養対応多焦点IOLにおいて親水性は初
光透過率93%: 多焦点IOLではトップクラス
難点: やや大きめの切開創幅・乱視対応タイプが未承認
パワーは 0.0 D 〜+32.0 Dなので,最強度近視にも対応可能であることは極めて大きな利点

・HOYA社の3焦点IOL Vivinex Gemetric / Gemetoric Plus Pairing
mix & matchの進化形のような…一過性のtopic?

・コーナンメディカル社の他覚的視野計 OFA
世界初の他覚的視野計
患者さんが応答ボタンを押す必要がなく,両目を同時に検査
エスターマン両眼開放テストも搭載されれば確実に売れるのでは!?

・ニコン社のフルレンジSS-OCT/OCTA BMizar・Yalkaid
製造元はTowardPi社(中国)
BMizarのスキャンスピードは400kHzとhigh,定価も5千万強と超high…笑

今回もonsiteの器械展示は大変勉強になりました。
中国企業が徐々に進出しており,しかも性能がかなり高くなっていますねー。
国内だけでなく世界の流れも把握すべく,さらにアンテナを高く張りたいと思います!

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啓蟄

2月の第1週目は,ICL近視矯正手術×4〜iStent inject W 挿入術(緑内障)硝子体茎離断術(糖尿病性硝子体出血)〜水晶体再建術(多焦点両眼同日を含む)〜翼状片切除術〜睫毛内反手術〜出張手術。
先々週は,ICL近視矯正手術〜iStent inject W 挿入術(緑内障)水晶体再建術(両眼同日を含む)。
先週は,レーシック×6〜ICL近視矯正手術×6PTK(帯状変性)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)。
今週は,ICL近視矯正手術硝子体茎離断術(裂孔原性網膜剥離)〜水晶体再建術(多焦点両眼同日を含む)〜外直筋後転術(先天内斜視術後外斜視)〜結膜嚢部分形成術(眼窩脂肪ヘルニア)〜眼輪筋縫縮術(眼瞼内反)〜出張手術。

何かと忙しくブログ更新もままならず…..と言いつつ週末は早朝から⛳️…笑

本日は暖かく絶好のゴルフ日和でしたが,週明けは関東でも❄️かも?との予想…
明日からまた頑張ります💪

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手術学会@横浜

先週は,ICL近視矯正手術×6〜レーシックPTK(顆粒状角膜変性)水晶体再建術(両眼同日・多焦点を含む)〜翼状片切除術〜出張手術。
今週は,水晶体再建術×12(両眼同日多焦点を含む)。

週末は眼科手術学会参加のため横浜へ。

眼科手術とサイエンス(特別講演):
ILMのICG染色剥離の発案。
巨大黄斑円孔に対しする網膜自家移植での網膜組織再生を立証。
ロボット補助下での網膜中心動脈t-PA注入,などなど,圧巻のご講演!

その他,興味深かったセッション。

分野別サージャンからみたICL手術 2025(ランチョンセミナー):
・緑内障専門家からみた,high vault症例の長期予後の危惧
⇒ 私的意見として,しっかりと経験を積めば,そもそもhigh vaultにならないはず。
・ICL手術後の網膜剥離に対する手術症例の報告(術前検査で格子状変性にレーザーなし?)
⇒ 私的意見として,元々強度近視の症例が多いため,術前検査で網膜剥離が見つかり,そちらの手術を最優先することは時折あります。一方,格子状変性が見つかった場合,通常は必ず事前にレーザー凝固を行うため,術後に網膜剥離が発生することは極めてまれのはず。
・ランチョンセミナーらしくなく,メーカーに忖度しない内容!

緑内障手術の現状と展望(シンポジウム):
iStent infiniteが国内でも承認される見通し。FDAでは2022年に承認されているので,3年遅れ。

硝子体道場2025(ランチョンセミナー):
鈍的眼球破裂は,創縫合・初回PPV・PVR・シリコンオイル下での再増殖にて複数回の再手術・さらには角膜混濁….などなど,一般には複数回の手術が必要です。
セミナーは眼球破裂症例のオンパレードでしたが,各症例はほぼ経過良好であり,チャンピオンケースなんじゃないかな….と思ったり。としても,毎度このシリーズは必見!

器械展示も含めて規模が縮小され,参加者も少なめ。
先週は沖縄で糖尿病眼学会が開催されていましたしねー。
そもそも学会が多すぎる!と思っている医師は少なくない…?かもしれません。
まあ,少し席が空いているくらいがちょうどいいのではありますが…笑。

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バビースモ(Vabysmo)PFS

先週は,ICL近視矯正手術PTK(顆粒状角膜変性)〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日多焦点を含む)〜眼瞼下垂手術×2
今週は,ICL近視矯正手術×4硝子体茎離断術(黄斑前膜)iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日・多焦点トーリックを含む)

バビースモのprefilled syringePFS剤)は,2024年7月に米国FDAにて承認,12月には欧州EMAにて承認。
どうやら年内には国内でも承認される…かも?
バイアルからの吸引は結構な手間なので,プレフィルドシリンジの早期認可に期待!

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選挙

先々週は,ICL近視矯正手術〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(全例両眼同日・多焦点を含む)〜出張手術。
先週は,PTK(顆粒状角膜変性)〜内直筋後転術(外傷性固定内斜視)〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日・多焦点・LASIK後を含む)〜翼状片切除術。
今週は,硝子体茎離断(黄斑前膜)〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(両眼同日・多焦点を含む)〜出張手術。
皆さん経過良好です!

今週末は,衆議院選・最高裁裁判官国民審査・市長選・市議会議員選と,選挙一色。
昨日土曜夜に期日前投票に行きましたが,かなり混雑していましたね〜。

つい先日,ある学会の理事選挙におけるマークシート投票用紙が送られてきました。
理事定数40名に対して立候補が60名。マーク数「21〜40」は有効,「〜20もしくは41〜」は無効とされ,累積投票と呼ばれるそうです。
少なくとも眼科では,様々な関連学会の理事選挙において累積投票が用いられており,複数の理事に対する選挙として非常に理にかなっていますねー。
(余談ですが…..学会と医師会・医会とで時に混同されることがありますが,医師会も医会も決して学会ではありません。特に◎△医会はいわば寄合?みたいなもので,選挙とは無縁です。)

さて,小選挙区議員・市長・知事などにおいて,記名は1名のみ,これは当然。
一方,地方議会の議員選挙で常々思うのは….なんで記名が1名だけなのかな〜と。マークシートの集計は即時開票には不向きかもしれませんが,議員定数分を選ぶことに何ら問題ないはずで,むしろそれが当然かと。
しかし調べてみると,国内外において累積投票は過去の形式とのこと。
累積投票が理にかなっているように思うのですが…..学会の選挙形式が古いのでしょうか…?

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