抗VEGF療法」カテゴリーアーカイブ

開院9周年

本日,開院9周年を迎えました!
診察券番号53635のユニークIDを昨日発行し,開院後9年間で5万4千人弱の新規患者様にご来院頂いたことになります。
受診されたすべての患者様,そしてスタッフに日々感謝です。

先々週は,エキシマレーザー治療的角膜切除術PTK:顆粒状角膜変性・帯状角膜変性)×6〜ICL近視矯正手術×6〜水晶体再建術〜出張手術(笠間眼科)。
先週は,硝子体茎離断術×2(増殖性硝子体網膜症・増殖糖尿病網膜症BⅤ+D)〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点を含む)。
今週は,ICL近視矯正手術×6〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点を含む)〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

今後も引き続き,個別化屈折矯正手技ICLレーシックオルソケラトロジー)〜プレミアム多焦点白内障手術硝子体手術(MIVS)〜緑内障手術(MIGS)〜眼瞼下垂手術斜視手術抗VEGF療法など,最先端かつ最良のテーラーメイド医療を提供し続けます!

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バイオセイム

先週は,iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術〜出張手術(笠間眼科)。
今週は,レーシックPTK(顆粒状角膜変性)〜硝子体手術×2(黄斑円孔・IOL脱臼)〜線維柱帯切除術(緑内障濾過手術)〜水晶体再建術眼瞼皮下腫瘍摘出術〜睫毛内反手術(埋没法)〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

本日はバイオ後続品について。

点眼薬を含め一般薬には後発医薬品(ジェネリック)があり,多くは後発を専門とする医薬品会社で製造されます。一般薬は化学構造式が単純で,製造にはさほど高い技術を要しません。先発品の専売特許期限が切れた時点で,安価な後発薬が複数の会社から一斉に発売されるわけです。

一方,バイオ医薬品分子標的薬は複雑な構造式からなり,高い製造技術を要するため,後続品の製造は簡単ではありません。眼科領域のバイオ医薬品としては,静注用のTNFα阻害薬(レミケード)や硝子体注入専用の抗VEGF薬(バビースモ・アイリーア・ベオビュ・ルセンティス)などがあり,すでにレミケード(インフリキシマブ)とルセンティス(ラニビズマブ)の後続品が販売されています。
バイオ医薬品の後続品はバイオシミラーBS)と呼ばれ,先発品と同等・同質とされていますが,完全な同一成分ではありません。先発品と比較し薬価はかなり安価に設定されるものの,内服薬ではなく注射薬であり,有効性・安全性を懸念する医師は少なくないようです。

さらに他科では,まだ種類は少ないものの,先発バイオ医薬品と成分や製造工程が100%同一であるバイオセイムが登場しています。先発品製造元の100%子会社が製造するので,当然ながら全くの同一製品(オーソライズド・バイオシミラー)です。「安価」なだけでなく「より安心」して処方できるという大きなメリットがあります。
バイオ医薬品全盛の昨今,いずれは全科でバイオセイムが主流となるでしょう。
眼科領域での登場を期待したいですね。

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バビースモ硝子体内注射液(一般名:ファリシマブ)

先週は,ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(連続焦点トーリックを含む)〜前後転術(内斜視)〜睫毛内反手術(埋没法)〜眼輪筋縫縮術(眼瞼内反)〜結膜囊部分形成術(眼窩脂肪脱)〜出張手術(二の宮眼科)。
今週は,ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜両外直筋後転術(先天内斜視術後の外斜視)。
皆さん経過良好です。

先月と内容が一部かぶりますが,本邦でも Vabysmofaricimab:ファリシマブが承認されました。FDAにさほど遅れをとらず,speedyですね〜。
なんて読むのかなあ〜…日本語読みがどこにも掲載されてないなあ〜…と思っていたら,バビースモだそうで…そのままでした笑。

・適応:米国と同様で,中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性nAMD糖尿病黄斑浮腫DME)。
・導入期:4週ごとに1回で連続4回の硝子体内投与。
・維持期:通常16週ごとに1回の硝子体内投与。症状により投与間隔を適宜調節するが,nAMDでは8週以上,DMEでは4週以上あけること。
・有効性:アイリーアに対し非劣性。
・安全性:ルセンティスやアイリーアとほぼ同様。

開発はGenentech社,日本での販売は中外製薬,いずれもRoche社の傘下です。
発売当初から2つの代表的網膜疾患に適応があるのはインパクト大ですね。アイリーア・ベオビュを凌駕し,市場を席巻する可能性が高いと思われます。

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Vabysmo(faricimab:ファリシマブ)

先週は,ICL近視矯正手術×4〜レーシック×6〜水晶体再建術(脱臼IOL摘出&固定・両眼同日・連続焦点を含む)〜眼瞼下垂手術。
今週は,ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(両眼同日・連続焦点を含む)〜出張手術(笠間眼科)。
皆さん経過良好です。

本日は,Vabysmofaricimab:ファリシマブ)について。

アンジオポエチン-2(Ang-2)と血管内皮増殖因子-A(VEGF-A)を同時に制御する,眼科領域としては初のbispecific(二重特異性)抗体であり,滲出型加齢黄斑変性糖尿病黄斑浮腫に対する硝子体注射薬として先日FDAに承認されました。

有効性はアイリーアに対し非劣性で,投与間隔は最大4ヵ月に延長可能。
安全性はルセンティスやアイリーアとほぼ同様。合併症として特に糖尿病患者での心脳血管系イベントにはやや注意が必要のようですが,頻度は2%以下。

開発は,数々の分子標的薬を世に送り出している大手バイオベンチャーのGenentech社(Roche社傘下)。眼科領域でもアバスチン・ルセンティス・エンスプリングなどが知られており,次から次へと本当にすごい会社ですね〜。
本邦でも近々に認可されることでしょう!

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開院8周年

先々週はICL近視矯正手術レーシック×6〜水晶体再建術(連続焦点・両眼同日を含む)。
先週はICL近視矯正手術硝子体茎離断術×2(増殖糖尿病網膜症・裂孔原生網膜剥離)〜水晶体再建術(連続焦点を含む)〜前後転術(外斜視)〜出張手術(二の宮眼科)。
今週は,ICL近視矯正手術レーシック×4〜硝子体茎離断術(黄斑前膜×2)〜iStent inject W 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点トーリック・両眼同日・緑内障術後bleb+・成熟白内障を含む)〜翼状片切除術〜出張手術(笠間眼科)。
皆さん経過良好です。

10/1(金)に,開院8周年を迎えました!
診察券番号49616のユニークIDを9/30に発行し,開院後8年間で5万人弱の新規患者様にご来院頂いたことになります。受診されたすべての患者様,そしてスタッフに日々感謝です。

今後も引き続き,個別化屈折矯正手技ICLレーシックオルソケラトロジー)〜プレミアム多焦点白内障手術硝子体手術(MIVS)〜緑内障手術(MIGS)〜眼瞼下垂手術斜視手術抗VEGF療法など,最先端かつ最良のテーラーメイド医療を提供し続けます!

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