月別アーカイブ: 2021年8月

ワクチンパスポート

先週は,レーシック×6〜ICL近視矯正手術硝子体茎離断術(裂孔原生網膜剥離)〜水晶体再建術(連続焦点・両眼同日を含む)〜眼瞼下垂手術〜出張手術(笠間眼科)。
今週は,レーシック×6〜ICL近視矯正手術×4〜水晶体再建術(連続焦点・両眼同日を含む)〜翼状片切除術〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

米国眼科学会(AAO)は毎年開催される世界最大の臨床系の国際眼科学会で,日本はもとより世界中の眼科医が参加します。2020年はCOVID-19のpandemicによりvirtual開催でしたが,今年は11月にNew Orleansで通常開催される予定です。今年度は,マスク装用は勿論のこと,現地参加者全員にCOVID-19ワクチン接種の証明が必要(メーカーを問わず,2回目接種から2週間以上経過)となりました。COVID-19に罹患の既往がある人でさえ,現地参加するにはワクチン接種が要求される徹底ぶりです。
そもそもワクチン接種済みでないと米国に入国できませんが,米国在住ですら現地参加には接種が必須条件となった訳です(未接種であってもオンライン参加への変更は勿論可能)。

眼科のみならずすべての診療科において,米国では当面これが主流となるのでしょう。
本邦でもワクチンパスポートの議論は始まっており,また大きな波が繰り返されるようであれば,国内でも同様な対応が求められるかもしれません。

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斜視手術

先々週は,ICL近視矯正手術硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜iStent inject 挿入術(緑内障)〜水晶体再建術(連続焦点・両眼同日を含む)〜前後転術(内斜視)〜眼瞼下垂手術〜睫毛内反手術(埋没法)〜出張手術(鉾田病院)。
先週は,レーシック×6〜ICL近視矯正手術水晶体再建術(連続焦点を含む)〜下斜筋後転(下斜筋過動)〜前後転術(外斜視)。
今週は,ICL近視矯正手術水晶体再建術(連続焦点を含む)〜出張手術(二の宮眼科)。
皆さん経過良好です。

初診時から斜視手術を希望されての受診がちらほらと見受けられます。
私がレジデントの頃は,研修医1年目半ばの麻酔科ローテート終了後,1年目後半に眼瞼睫毛内反手術および斜視手術,2年目前半に翼状片手術,2年目半ばに白内障手術の執刀開始。その後は技量に応じて緑内障濾過手術・網膜復位術・硝子体手術の執刀開始といった順序でした。斜視手術は眼科の初歩的な基本手術であるにもかかわらず,なぜか斜視手術を行う施設が非常に少ない…。

現在の白内障手術は5分程度で完結する手術であり,国内で年間160万件という,他の手術とは比較にならない圧倒的な件数を誇ります。よって,白内障手術は眼科手術の代名詞となっていますが,裏を返せば,どこの眼科でも行っている手術(多焦点IOLを除いて)であることも周知の事実です。
近視と斜視の有病率とでは比較になりませんが,レーシック・ICL手術希望の患者さんが集まるのと同様に,需要と供給のバランスから,自ずと斜視手術希望の患者さんが受診されるのかもしれませんね。

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