月別アーカイブ: 2022年3月

マイクロシャント(Microshunt)国内承認

先週は,硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜ICL近視矯正手術〜水晶体再建術(連続焦点を含む)〜出張手術(笠間眼科)。
今週は,レーシック×8(斜視術後を含む)〜硝子体茎離断術(黄斑分層円孔)〜水晶体再建術(連続焦点・両眼同日を含む)〜前後転術(外斜視)〜睫毛内反手術(埋没法)〜出張手術(鉾田病院)。
皆さん経過良好です。

本日は,マイクロシャントMicroshuntについて。

遡ること7年前から当ブログでも掲載してきた  Microshunt ですが,「プリザーフロ マイクロシャントPreserFlo MicroShunt)」と名を新たに,その国内販売が承認されました。
当初はInnFocus社が開発していましたが,その将来性から参天製薬が同社を買収。国内外にて臨床試験が進行中で,2012年のCEマーク取得は例外として,FDAよりも先に本邦にて承認。
本邦では参天製薬からの販売ですが,北米・中南米・豪州ではGlaukos社(iStentなど緑内障デバイス専門)が販売権を持つとのこと。両社がwin-winとなるような取り決めがなされたのでしょうね。

生体適合性の高いSIBS(スチレン-イソブチレン-スチレントリブロック共重合体)素材からなる,全長8.5mmの緑内障フィルトレーションデバイスで,結膜下に輪部から前房内へ刺入留置することで,人工的に房水流出路を作製します。
実際の手術手技は,強膜に径1mm&長さ3mmのトンネル作成マイクロシャント留置結膜を被覆縫合するだけ。強膜flapを作成しないため,従来の線維柱帯切除術・エクスプレス(Ex-PRESS)挿入術と比較して,非常に低侵襲で簡便な術式です。
発売は2022年秋以降のようですが,緑内障濾過手術のブレイクスルーとなり,新たなトレンドを作ることは確実でしょう。

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令和3年度 県民健康づくり表彰

先々週は,硝子体茎離断術(増殖糖尿病網膜症)〜水晶体再建術(両眼同日を含む)〜前後転術(内斜視)〜結膜囊部分形成術(眼窩脂肪ヘルニア)〜翼状片切除術〜出張手術(鉾田病院)。
先週は,レーシック×6〜ICL近視矯正手術〜硝子体茎離断術(黄斑前膜)〜水晶体再建術(連続焦点・両眼同日を含む)〜出張手術(二の宮眼科)。
今週は,ICL近視矯正手術×6〜レーシック硝子体茎離断術(IOL落下)〜水晶体再建術(連続焦点トーリック・IOL強膜固定を含む)〜睫毛内反手術×4(埋没法)。
皆さん経過良好です。

このたび「令和3年度健康づくり推進事業功労者」として表彰を受けました。
各都道府県において健康づくり事業が推進されており,茨城県では「健康いばらき21プラン」の事業の一環として,功労者が毎年選出されます。
公衆衛生の向上・発展のため尽力した個人および団体が顕彰されるようで,私においては「多年にわたる循環器健康事業推進における県民の生活習慣病予防の功績」とのこと。
総合健診協会眼底読影委員を委嘱されてから早20年…..もうそんなに?

毎年2月中旬に「県民健康づくり表彰式」が県庁舎講堂にて開催されますが,本年はコロナ感染対策のため規模を大幅に縮小しての開催となり,先日下記が郵送されてきました。

次もあることを期待しつつ…..でも何年後でしょうかねえ〜♪

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