エキシマレーザー屈折矯正手術(レーシック)
近視・遠視・乱視はレーシックで治療できます
目覚ましい進化を遂げている今日の眼科医療では、0.006mm単位の施術を行うエキシマレーザーという最新技術を用いてコンタクトレンズやメガネからあなたを開放し、生活の向上を実現します。
レーシックは、1995年に米国食品衛生局(FDA)の承認を得てスタート。アメリカでは実に年間100万人超の人々が手術を受けており、2002年に厚生労働省の認可が下りた日本においても年間10万人の人がその恩恵を受けています。有名なスポーツ選手や、アメリカでは空軍のパイロットもレーシックを受けており、その高い技術は世界中に広がっています。
屈折率を変化させることで網膜で像が結べるようになるといった点ではメガネやコンタクトレンズと同じですが、レーシックのメリットはやはり裸眼で見ることができる快適さです。手術時間も短く、10分程度で視力が回復します。
目の仕組みと屈折異常
レーシックを受ける際は、事前に目の仕組みや自身の目の状態についてよく知っておくことが大事です。近視や乱視などの屈折異常のメカニズムをよく知ることで近視矯正手術に対して理解が高まり、自分自身の安心にも繋がります。
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正常な眼
ものを見るとき、目に入った光は角膜を通って網膜の上で焦点が合い、像を結びます。きちんと網膜上でのピントが合うため、はっきりと見えます。
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近視
角膜と水晶体の屈折率が強力すぎたり、眼球が正常より長いなどに理由で網膜より手前で焦点が合うため、網膜に映る際、ぼやけた状態になります。
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遠視
近視とは反対に角膜や水晶体の屈折率が微弱のため、角膜の奥で焦点が合い、やはりぼやけた状態で網膜に映ります。
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乱視
角膜や水晶体にゆがみが生じ、光の屈折率が均一でなくたるために光線が一点に集中せず、見るものの像がぼやけたり、2重3重に見えます。
光の屈折率を矯正し、網膜に正常通りに焦点を合わせることで視力を回復することができます。
こうした「屈折矯正」には大きく分けて2つの方法があり、メガネやコンタクトなどのレンズを使用して光の屈折率を変化させるもの、また、レーシックのようにレーザーで角膜の形状を変化させて焦点を合わせるものがあります。
レーシック手術方法
レーシックはエキシマレーザーを用いて行う手術であり、1万分の1mm単位という精密なコンピューター制御で角膜表面を切開、レーザー照射により角膜のカーブを変形させて屈折率を矯正します。
世界的に認められた安全性の高い近視矯正法であり、レーザー照射は30秒以内、手術全体は10分程度で終了します。
レーシックの利点
- 点眼麻酔による手術は短時間、入院も不要。
- 手術中・手術後ともに痛みはほとんど感じません。(個人差があります)
- 手術後、早期に視力が回復します。
- 強度の近視でも視力回復が期待できます。
こんな方にレーシックはお勧めです
- 近視や乱視、遠視などで視力低下した18歳以上の方
- アレルギーやドライアイでコンタクトが使えない方
- 激しいスポーツや水に潜るスポーツをする方
- メガネ・コンタクトが煩わしく、日常生活が不便な方
- 近視や乱視度数が強い為、眼が疲れやすい人
レーシックが受けられない方
以下の項目に当てはまる方は、エキシマレーザー治療の対象外となります。
- 18歳未満である
- 膠原病・糖尿病・自己免疫疾患を持っている
- 緑内障・白内障・網膜疾患・円錐角膜など眼に特定の疾患を持っている
- 高度近視(-10D以上)・遠視(+6D以上)・乱視(6D以上)である
- 妊婦あるいは妊娠の可能性がある、授乳をしている
- 向精神剤を服用している
- 軍事パイロットなどの特殊な職業である
レーシック適応外の-10D以上の強度近視の方、角膜が薄い方などは「ICL近視矯正手術」が適しています。