緑内障の検査について
緑内障は多くの場合自覚が遅く、初期段階では4分の1が欠損していてもほとんどが無自覚です。中期になり、視野の約半分が欠けてくるととやっと視野が狭くなったことに気付きます。末期を迎えると視野はとても狭くなり、失明に至る危険性もあります。
なぜ視界の欠損に気付きにくいのでしょうか?
理由は以下のことが考えられます。
・視野は急激には進行せず、初期段階は将来欠ける箇所の感度が弱まっているだけで視力そのものはあるため
・通常、人は中心視野を使い、周辺視野に意識がいかないため
・人は両目でものを見るため、片方の視野が欠けてももう一方の目で多少は補うことができるため
・視野の広さは視力と違い、普段はっきりと自覚することがないため、視野が狭まっているかどうか判別のしようがないため
このようなことから、緑内障の発見には眼科での検査がとても重要なのです。
早期発見の方法
通常、初期段階において緑内障の有無を自覚するのはとても困難と言えます。少しでも気になる方は、一度眼科にて緑内障の検査を受けて下さい。
当院での緑内障精密検査機器
Humphrey FDTスクリーナー
ハンフリー自動視野計(HFA)